マグロの燻製とは?自宅でできる作り方やおすすめの食べ方を紹介

まぐろ

マグロといえば、刺身や寿司、漬けなどで食べるイメージが強い魚ですが、「燻製」にするのもおすすめです。

マグロを燻製にすると、スモーク特有の香ばしい香りが加わり、刺身とはひと味違った味わいを楽しめます。お酒のおつまみとしてはもちろん、サラダやパスタ、サンドイッチなど、さまざまな料理に活用できるのも魅力です。

また、スーパーで購入できるマグロの柵を使えば、家庭でもマグロの燻製を作ることができます。

本記事では、マグロの燻製の特徴や自宅での作り方、おすすめの食べ方、燻製に適した部位などについて詳しく解説します。

マグロの燻製とは?

マグロの燻製とは、下味をつけたマグロを煙で燻して香りをつけた料理です。

燻製というとベーコンやチーズ、卵などをイメージする方も多いかもしれませんが、魚介類との相性も良く、サーモンやサバ、ホタテなどと同様にマグロも燻製にできます。

マグロはそのままでも旨味が強い魚ですが、燻製にすることでスモーキーな香りが加わり、より複雑な味わいになります。

特に表面だけを軽く燻製にして中をレアに仕上げれば、マグロ本来の食感や風味を残しながら燻製ならではの香りを楽しめます。

一方、中までしっかり加熱した燻製にすると、刺身とは異なる締まった食感になります。

仕上げ方によって味や食感が大きく変わるのも、マグロの燻製の魅力です。

マグロを燻製にするとどんな味になる?

マグロを燻製にすると、マグロ特有の旨味に木材由来の香ばしい香りが加わります。

特に赤身は比較的さっぱりしているため、燻製の香りとのバランスが取りやすい部位です。

塩だけでシンプルに味付けした場合でも、燻製することで香りに奥行きが生まれます。

一方、醤油やみりんなどを使って下味をつけてから燻製すると、和風の味付けとスモーキーな香りを組み合わせられます。

黒コショウやハーブ、オリーブオイルなどを合わせれば、洋風のおつまみにすることも可能です。

燻製後のマグロにオリーブオイルをかけたり、レモンやわさびを添えたりするなど、好みに合わせてさまざまなアレンジを楽しめます。

マグロの燻製におすすめの部位

マグロの燻製を家庭で作るなら、まずは「赤身」がおすすめです。

赤身は脂が比較的少なく、マグロらしい旨味を感じやすい部位です。燻製の香りとも合わせやすく、スーパーなどで柵の状態で購入しやすいメリットもあります。

一方、中トロや大トロなど脂の多い部位を燻製にする方法もあります。

脂の旨味と燻製香を一緒に楽しめるため、赤身とは異なる濃厚な味わいになります。

ただし、大トロなどは価格が高いうえ、脂が多いため加熱方法によっては脂が溶け出してしまいます。

初めてマグロの燻製を作るのであれば、扱いやすい赤身の柵から試してみるとよいでしょう。

マグロの燻製の基本的な作り方

マグロの燻製は、自宅でも作ることができます。

ここでは、マグロの赤身を使った基本的な作り方を紹介します。

1.マグロに下味をつける

まずはマグロの柵に塩を振ります。

好みに応じて黒コショウなどを加えても構いません。

塩を振ったマグロを冷蔵庫に入れ、しばらく置いて味をなじませます。

醤油ベースの味にしたい場合は、醤油やみりんなどを合わせた調味液に漬け込む方法もあります。

ただし、調味液に長時間漬けるとマグロ自体の味がわかりにくくなるため、好みに応じて漬け時間を調整しましょう。

2.マグロの表面の水分を拭き取る

下味をつけたら、キッチンペーパーなどを使ってマグロ表面の水分をしっかり拭き取ります。

燻製では食材表面の水分を減らしておくことがポイントです。

表面が濡れた状態で燻製すると煙がきれいにつきにくく、仕上がりに影響することがあります。

可能であれば冷蔵庫などで表面を乾燥させてから燻製すると、香りをつけやすくなります。

3.燻製器を準備する

燻製器にスモークチップをセットします。

マグロには、サクラやヒッコリー、ウイスキーオークなどさまざまなチップを使用できます。

サクラは香りが比較的強いため、しっかりとした燻製感を出したい場合に向いています。

一方、魚本来の風味を活かしたい場合には、比較的穏やかな香りのチップを選ぶのもおすすめです。

4.マグロを燻製する

燻製器にマグロを入れて燻します。

マグロは長時間燻製するだけでなく、短時間だけ煙を当てて香りをつける方法もあります。

刺身のような食感を残したい場合には、内部の温度を上げすぎないように注意する必要があります。

反対に、保存性を目的としてしっかり火を通したい場合には、中心部まで十分に加熱する必要があります。

燻製時間や温度はマグロの厚さや使用する燻製器によって異なるため、使用する器具の説明書などを確認しながら調整してください。

マグロは熱燻・温燻・冷燻のどれがおすすめ?

燻製には、大きく「熱燻」「温燻」「冷燻」という方法があります。

家庭で比較的挑戦しやすいのは熱燻です。高めの温度で短時間燻す方法で、専用の燻製器だけでなく家庭用の燻製鍋などでも調理できます。

温燻は熱燻より低い温度帯で燻製する方法で、時間をかけて香りをつけたい場合に向いています。

冷燻はさらに低い温度で長時間燻製する方法ですが、温度管理や衛生管理の難易度が高くなります。

家庭でマグロの燻製を楽しみたい場合は、まず加熱を伴う方法から挑戦するとよいでしょう。

フライパンでもマグロの燻製は作れる?

専用の燻製器がなくても、燻製調理に対応した鍋などを使ってマグロを燻製する方法があります。

ただし、家庭で燻製をすると大量の煙や強い香りが発生する場合があります。

換気扇を使用していても部屋に香りが残る可能性があるため、調理環境には注意が必要です。

また、一般的なフライパンや鍋が燻製調理に対応しているとは限りません。

高温によって器具が変形・劣化する可能性もあるため、メーカーが推奨していない器具を自己流で燻製器として使用することは避けましょう。

家庭で作る場合は、燻製調理に対応した製品を使用することをおすすめします。

マグロの燻製におすすめのスモークチップ

燻製に使用する木材によって、マグロの香りや味わいも変化します。

代表的なスモークチップには、サクラ、ヒッコリー、リンゴ、ウイスキーオークなどがあります。

サクラは比較的香りが強く、肉や魚など幅広い食材に使用されています。しっかり燻製らしい香りをつけたい方におすすめです。

ヒッコリーも燻製でよく使われる木材で、存在感のある香りを楽しめます。

リンゴなど果樹系のチップは比較的マイルドな香りをつけたい場合の選択肢になります。

どのチップが正解というわけではないため、最初は少量ずつ試して自分好みの組み合わせを探してみましょう。

マグロの燻製のおいしい食べ方

完成したマグロの燻製は、そのまま食べるだけでなくさまざまな料理にアレンジできます。

おつまみとしてそのまま食べる

まず試してほしいのが、マグロの燻製を薄く切ってそのまま食べる方法です。燻製の香りをダイレクトに楽しめます。黒コショウやレモン、オリーブオイルなどを少量加えるだけでも味の印象が変わります。

カルパッチョにする

レアに仕上げたマグロの燻製は、カルパッチョにもおすすめです。

薄切りにしたマグロにオリーブオイルやレモン汁をかけ、玉ねぎやベビーリーフなどを添えます。マグロ自体に燻製香があるため、通常のカルパッチョとは違った風味を楽しめます。

サラダに加える

マグロの燻製を食べやすい大きさに切ってサラダに加えるのもおすすめです。

葉物野菜だけでなく、アボカドやトマト、玉ねぎなどともよく合います。燻製の香りがアクセントになるため、シンプルなドレッシングでも満足感のあるサラダになります。

パスタに使う

マグロの燻製はパスタの具材としても活用できます。

オリーブオイルやニンニクを使ったシンプルなパスタに加えると、マグロの旨味と燻製香を活かせます。加熱済みの燻製であれば、仕上げに加えて軽く温める程度にすると、食感を残しやすくなります。

サンドイッチにする

パンにマグロの燻製、レタス、玉ねぎなどを挟めば、ボリュームのあるサンドイッチになります。

マヨネーズやクリームチーズなどとも相性がよく、一般的なツナサンドとは異なる大人向けの味わいを楽しめます。

マグロの燻製に合う調味料・薬味

マグロの燻製は、組み合わせる調味料によって和風にも洋風にもアレンジできます。

和風で食べるなら、わさびや醤油、ポン酢などがおすすめです。

特にわさびはマグロとの相性がよく、燻製香が加わっても合わせやすい薬味です。洋風なら、オリーブオイル、レモン、黒コショウ、粒マスタード、クリームチーズなどが選択肢になります。

燻製自体に強い香りがあるため、最初から調味料を大量に使うのではなく、少量ずつ加えて味を調整するのがおすすめです。

マグロの燻製はお酒のおつまみにもおすすめ

マグロの燻製は、お酒のおつまみとしても楽しめます。

例えば、醤油やわさびなどを合わせた和風のマグロ燻製なら、日本酒や焼酎と合わせやすいでしょう。

黒コショウやオリーブオイル、ハーブなどを使った洋風の燻製なら、ワインなどと組み合わせる方法もあります。

また、燻製の香りが強いものはウイスキーなどと合わせることもできます。

マグロの味付けや使用するスモークチップに合わせて、お酒との組み合わせを変えてみるのも楽しみ方のひとつです。

マグロの燻製を作る際の注意点

マグロの燻製を作る際には、特に衛生管理に注意しましょう。

燻製したからといって、必ずしも食材が完全に加熱されているとは限りません。短時間の燻製や低温での燻製では、中心部が生の状態で残ることがあります。

生食用ではないマグロをレアな状態で食べることは避け、加熱用として販売されている商品は中心部まで十分に加熱してください。

また、生食用のマグロを使う場合でも、購入後は適切な温度で保存し、調理器具や手を清潔に保つなど基本的な衛生管理が重要です。

特に長時間の低温燻製は温度管理が難しいため、十分な知識や設備がない場合には避けたほうが安全です。

マグロの燻製はどれくらい保存できる?

燻製というと保存食のイメージがありますが、家庭で作ったマグロの燻製が必ず長期保存できるわけではありません。

保存できる期間は、加熱状態、塩分濃度、水分量、調理環境、保存温度などによって大きく異なります。

特に中心部をレアに仕上げたマグロの燻製は、生魚に近いものとして扱う必要があります。

完成後は清潔な容器などに入れて冷蔵保存し、できるだけ早めに食べ切りましょう。「燻製したから常温でも大丈夫」と判断するのは避けてください。

市販のマグロ燻製については、商品に記載されている保存方法と賞味期限に従いましょう。

マグロの燻製に関するよくある質問

刺身用のマグロは燻製にできますか?

刺身用のマグロも燻製にできます。

赤身の柵などを使用すれば、自宅でも比較的調理しやすいでしょう。ただし、燻製方法によっては中心部がほぼ生の状態になります。購入後は適切に冷蔵し、衛生的に調理してください。

冷凍マグロでも燻製にできますか?

冷凍マグロでも燻製にできます。

使用する際は適切に解凍し、表面の水分をキッチンペーパーなどで十分に拭き取ってから下味をつけましょう。水分が多く残っていると、燻製した際の仕上がりに影響することがあります。

マグロの燻製には何をつけて食べるとおいしいですか?

シンプルに食べるなら、塩や黒コショウ、レモンがおすすめです。和風ならわさび醤油やポン酢、洋風ならオリーブオイルや粒マスタード、クリームチーズなどを合わせられます。

マグロの燻製はプレゼントにも向いていますか?

市販されている真空包装などのマグロ燻製であれば、お酒が好きな方へのギフトやおつまみとして選ばれることがあります。

ただし、商品によって常温・冷蔵・冷凍など保存条件が異なるため、贈る際には賞味期限と保存方法を確認しましょう。

手作りのマグロ燻製については衛生面や保存性の管理が難しいため、持ち運びや長時間の保存を伴うプレゼントには注意が必要です。

まとめ

マグロの燻製は、マグロ本来の旨味とスモーキーな香りを同時に楽しめる料理です。

そのままおつまみとして食べるのはもちろん、カルパッチョやサラダ、パスタ、サンドイッチなどへのアレンジもおすすめです。

また、使用するスモークチップや味付けによっても仕上がりが変わるため、自分好みのマグロ燻製を探す楽しさがあります。

一方で、燻製は必ずしも食材を完全に加熱する調理方法ではありません。特にレアや低温で仕上げる場合は衛生管理に十分注意し、家庭で長期間保存できるとは考えないようにしましょう。

刺身や寿司とは違ったマグロのおいしさを楽しみたい方は、マグロの燻製を試してみてはいかがでしょうか。

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