マグロの旬の時期とは?種類や産地ごとに解説!

まぐろ

マグロの味わいは種類と漁場によって旬の時期が異なります。クロマグロは冬の津軽海峡、大間漁港で脂が乗り、メバチは秋口の太平洋側が旬。ビンチョウは夏から冬の紀州沖、キハダは初夏から夏が美味とされます。

本記事では、主要5種の旬カレンダーと主産地を整理し、鮮魚店・通販での購入タイミングや選び方を解説します。

マグロの旬の時期とは


マグロはその種類や産地によって旬の時期が異なります。このセクションでは、各マグロの種類によって変わる旬の時期を詳しく解説します。

クロマグロ


クロマグロは、マグロの中でも特に高級とされ、その脂の乗りと旨味が特徴です。旬の時期は主に冬(12月から1月)で、特に津軽海峡や大間漁港で水揚げされるものが最も美味しいとされています。

この時期、クロマグロは脂肪分が豊富になり、口の中でとろけるような食感を楽しむことができます。

また、クロマグロはその大きさや漁獲量の少なさから、価格も高騰しがちですが、鮮魚店や市場での新鮮なものを選ぶことで、より良い品質のものを手に入れることができます。旬のクロマグロを味わうためには、夏の時期にぜひ足を運んでみてください。

ミナミマグロ

ミナミマグロは、主に南半球の温暖な海域で漁獲されるマグロの一種で、特にオーストラリアやニュージーランド周辺が主な産地です。このマグロは、肉質が柔らかく、脂の乗りが良いことから、刺身や寿司として人気があります。

旬の時期は、一般的に春から初夏にかけてで、この時期に獲れるミナミマグロは特に脂がのって美味しいとされています。

また、ミナミマグロはそのサイズによっても味わいが異なり、大型のものは濃厚な味わいが楽しめる一方、小型のものはあっさりとした風味が特徴です。旬の時期に新鮮なミナミマグロを味わうことで、その魅力を存分に堪能できるでしょう。

ビンチョウマグロ

ビンチョウマグロは、8月から12月に紀州沖で脂が乗り、最も美味しい時期を迎えます。この時期のビンチョウは、肉質が柔らかく、豊かな旨味が特徴です。

一般的に、ビンチョウマグロは他のマグロに比べて脂肪分が少なく、あっさりとした味わいが楽しめるため、刺身や寿司、さらには焼き物としても人気があります。

また、ビンチョウマグロはそのサイズが比較的小さく、食べやすい部位が多いことから、家庭料理にも適しています。旬の時期には、鮮魚店やスーパーで新鮮なビンチョウマグロを見かけることが多く、特に冬の寒い時期には、温かい料理にぴったりの食材となります。

メバチマグロ


メバチマグロは、特にその肉質の良さと脂の乗り具合から、多くの人々に愛されているマグロの一種です。旬の時期は主に秋口で、特に9月から11月にかけてが最も美味しいとされています。この時期、メバチマグロは脂がのり、しっとりとした食感と濃厚な味わいが楽しめます。

主に太平洋側で漁獲されるメバチマグロは、特に日本近海での漁が盛んです。漁場によっては、サイズや脂の乗り具合に差が出るため、選ぶ際には産地にも注目したいところです。

刺身や寿司、さらには焼き物や煮物としても楽しめるメバチマグロは、料理の幅も広く、家庭でも手軽に取り入れやすい食材です。旬の時期にぜひ味わってみてください。

キハダマグロ

キハダマグロは、初夏から夏にかけてが旬とされるマグロの一種です。この時期、特に脂が乗り、肉質が柔らかくなるため、刺身や寿司として楽しむのに最適です。キハダマグロは、体色が鮮やかな青色をしており、特にその美しい見た目からも人気があります。

主な漁場は太平洋の広い範囲にわたり、特に日本近海では南方の海域で多く水揚げされます。キハダマグロは、他のマグロに比べて比較的手に入れやすく、価格もリーズナブルなことが多いため、家庭での食卓にも取り入れやすい魚です。

旬の時期には、鮮魚店やスーパーマーケットで新鮮なキハダマグロを見かけることが増えますので、ぜひこの時期に味わってみてください。

マグロの産地ごとに旬の時期とは

マグロの産地によっても旬の時期は異なります。それぞれの地域の特性を理解することで、より美味しいマグロを選ぶことができます。

大間(青森県)

大間漁港は、クロマグロの名産地として知られています。特に夏の時期、津軽海峡で獲れるクロマグロは脂が乗り、濃厚な味わいが楽しめます。大間のマグロは、全国的にも高い評価を受けており、特にその鮮度と品質は一級品です。

漁期は主に9月から12月にかけてで、この時期に水揚げされるマグロは、特に美味しいとされています。地元の鮮魚店や市場では、旬のクロマグロを求める人々で賑わい、訪れる価値があります。

大間のマグロは、刺身や寿司として楽しむのが一般的で、その味わいは一度食べると忘れられないものとなるでしょう。

三崎(神奈川県)

三崎は、神奈川県の三浦半島に位置する漁港で、特にマグロの水揚げが盛んな地域として知られています。ここでは、主にミナミマグロやキハダマグロが捕れ、旬の時期はそれぞれ異なります。

ミナミマグロは冬から春にかけて脂が乗り、特に美味しいとされる時期です。一方、キハダマグロは初夏から夏にかけてが旬で、さっぱりとした味わいが特徴です。

三崎の漁港では、新鮮なマグロを求める人々で賑わい、地元の鮮魚店や市場では、旬のマグロを手に入れることができます。

また、三崎のマグロは、地元の飲食店でも多く取り扱われており、刺身や寿司として楽しむことができます。旬の時期に訪れることで、最高のマグロを味わうことができるでしょう。

勝浦(和歌山県)

勝浦は、和歌山県の南部に位置する漁港で、特にマグロの産地として知られています。この地域では、主にミナミマグロやビンチョウマグロが水揚げされており、旬の時期はそれぞれ異なります。

ミナミマグロは冬から春にかけて脂が乗り、特に美味しいとされます。一方、ビンチョウマグロは冬の寒い時期に脂がのり、刺身や寿司に最適です。

勝浦の漁港では、新鮮なマグロが水揚げされるため、地元の鮮魚店や市場では、旬のマグロを手に入れることができます。

また、勝浦のマグロはその品質の高さから、全国的にも評価されています。地元の料理店では、勝浦産のマグロを使った料理が楽しめるため、訪れる際にはぜひ味わってみてください。

旬のマグロはどこで買えるのか


旬のマグロを手に入れるためには、鮮魚店やスーパーマーケット、オンラインショップなど、さまざまな購入先があります。各場所の特徴を抑え、自分の食生活を豊かにしましょう。

鮮魚店


鮮魚店は、新鮮なマグロを手に入れるための最適な場所です。特に、地元の漁港から直接仕入れたマグロは、鮮度が高く、味わいも格別です。

旬の時期には、クロマグロやメバチマグロなど、さまざまな種類が並びます。店員に旬のマグロを尋ねることで、最も美味しいものを選ぶ手助けをしてもらえます。

また、鮮魚店では、刺身用にカットされたものや、焼き魚用に整えられたものなど、用途に応じた選択肢が豊富に揃っています。旬のマグロを楽しむためには、ぜひ鮮魚店を訪れてみてください。

スーパーマーケット


スーパーマーケットでは、旬のマグロを手軽に購入することができます。特に、マグロの種類や産地によって異なる旬の時期を考慮しながら、鮮度の高いものを選ぶことが重要です。

多くのスーパーマーケットでは、地元の漁港から直送された新鮮なマグロを取り扱っており、特に旬の時期には特設コーナーが設けられることもあります。

購入時には、パッケージの表示や色合い、脂の乗り具合をチェックすることがポイントです。また、店員に旬のおすすめを尋ねることで、より良い選択ができるでしょう。

オンラインショップ


最近では、マグロをオンラインで購入することが一般的になっています。特に、旬のマグロを手に入れるためには、信頼できるオンラインショップを利用するのが便利です。

多くの店舗では、産地直送の新鮮なマグロを取り扱っており、季節ごとのおすすめ商品を紹介しています。オンラインショップの利点は、手軽に自宅で注文できることに加え、各種のマグロを比較しながら選べる点です。

さらに、レビューや評価を参考にすることで、品質の高いマグロを見つけやすくなります。旬の時期に合わせて、特別なセールやキャンペーンも行われるため、賢く利用することでお得に美味しいマグロを楽しむことができます。

まとめ


マグロの旬の時期は、種類や産地によって大きく異なります。クロマグロやメバチマグロはそれぞれの最盛期に脂が乗り、特に美味しさが際立ちます。

また、ビンチョウマグロやキハダマグロも、季節ごとに異なる魅力を持っています。鮮魚店やスーパーマーケット、オンラインショップでの購入タイミングを把握することで、旬のマグロを楽しむことができます。

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